断ち切らん、その鎖を

いよいよ狩人AFも最終回。
あの人の出生にまつわるストーリーも完結!
今回も例によってネタばれ全開の内容につき、閲覧は自己責任で。

はぁはぁ(*´Д`*)



ウィンダス森の区】
ペリィ・ヴァシャイを訪ねる。

Perih Vashai : ……?
おまえの後ろから来るのは……。


Semih Lafihna : ペリィ・ヴァシャイ。
ひとつ、聞きたいことがあるの。答えてほしい。
Perih Vashai : ……なんだ?
セミラフィーナ。おまえが聞きたいというのは、
失われた「光の弓」のことか?
Semih Lafihna : いや、違う。
私自身のこと……。
Semih Lafihna : 光の弓の話題で、
わかったことがある。私たち守護戦士は、皆、
20年前オズトロヤに捕虜となった子供だった。
Semih Lafihna : 話を聞くと、皆、光の弓で
助けられた記憶がある。……しかし何故か、
私には、その記憶がない……。
Semih Lafihna : 私は、皆と同じく、あの時の
捕虜のひとりでしょう? 光の弓に関する
口封じのために、天の塔へと預けられたの
でしょう?
Semih Lafihna : それとも私だけ、
なにか別の理由があるの? どうやって
匂いを消したかはわからないけれど、
わたしはやはり罪人の……。


Perih Vashai : セミラフィーナ
蒼穹の弓に誓おう。おまえは、罪人の子ではない。
Semih Lafihna : ならば何故なの?
私には親の記録がないと、罪狩りのミスラも
言っていた。そして、おぼろげながらも
覚えていることがある。
Semih Lafihna : 戦争の時、私の双子石のピアスが
つけかえられた覚えがあるの。それに……
私の過去を……、


Semih Lafihna : なぜ、誰も知らない?
Perih Vashai : すべてが終わったら
話そうと思っていたが、仕方がない。
Perih Vashai : マウラにいる
コゥ・レンバララコに会いに行くのだ。
Perih Vashai : 前に、あたしが
その冒険者に託した双子石のピアスを
持っていけば話してくれるだろう。
Perih Vashai : セミラフィーナは、
マウラのコゥ・レンバララコに会って
知ることだろう。
Perih Vashai : できたらおまえも、彼女を追い、
マウラへ向かってくれ。この長い物語を終わらせる
ためには、おまえの力が必要になるかもしれぬ。

族長の言葉に従い、マウラへと足を向ける。
再び、コゥに会いに行こう。

Koh Lenbalalako : あなたは、確か……。
ウィンダスの族長ペリィ・ヴァシャイ様の
使いの方?
Koh Lenbalalako : 罪狩りのミスラ様なら、
「光の弓」の情報を集めに、他国まで足を伸ばして
いらっしゃるようですよ。


Semih Lafihna : Komarch、
何故、おまえがここにいる?
これは私の問題、邪魔はしないで欲しいわ。
Koh Lenbalalako : あなたは……?
Koh Lenbalalako : それは……。
では、あなたが、天の塔に預けられた……。
Semih Lafihna : ペリィ・ヴァシャイ族長に
言われてここに来ました。あなたが私の過去に
ついて御存知だと。
Koh Lenbalalako : ……。
Semih Lafihna : この双子石のピアスは
誰のものなのです? 族長から預かったものの、
私の双子石のピアスとは合わない……。
Koh Lenbalalako : それは、あなたが小さいときに
つけかえられたもの。……そう、あなたの、本当の
双子石のピアスです。
Semih Lafihna : ……!
やはり、つけかえられた……?
Koh Lenbalalako : ええ、あなたのお母さんの
願いで……。罪人の娘を逃がすために、あなたの
お母さんは、罪人に自分のピアスを渡しました。
Semih Lafihna : ……!!!
何故、私の母は、罪人にピアスを……?


Koh Lenbalalako : 20年前のオズトロヤ城に
捕虜になった一行。その中に、罪人と罪人の娘が
いたという話は、あなたもご存知ですね?
Koh Lenbalalako : その、残された娘さんを
本国へ送り返すべきか否か、ペリィ・ヴァシャイ
様は、随分と悩まれたようです。
Koh Lenbalalako : ある晩、族長様は、
私の元を訪れました。「罪人も罪人の娘も、
オズトロヤ城でヤグードどもに殺された」
と、本国へ報告すると伺いました。
Semih Lafihna : そのために、彼女の身元を
証明するもの……双子石のピアスを変えておく
必要があったというわけね。
Koh Lenbalalako : はい、あの頃の私たちは、
罪人に決して消えない匂いがつけられている
ことを知りませんでした。そうすれば、すべて
済むと思ったのです。
Semih Lafihna : ……私の母のピアスを使って
罪人を逃すなんて、許し難い行為だわ。
Semih Lafihna : それもすべて、その罪人が
持っていたという「光の弓」のためなのね?
Koh Lenbalalako : 今となっては、
私があなたに何を言っても、信じてもらうことは
できないでしょう。ただ、言えるのは……
Koh Lenbalalako : あなたがお持ちになった、
あなたの本当の双子石のピアス……。
その片割れは、北の地にあるということ。
Semih Lafihna : 北の地……?
そこで、私の親は死んだということ?
Koh Lenbalalako : その持ち主が、
生きているか死んでいるか、それはわかりません。
ただ彼女は、20年前に護衛たちと共に、北の地へ
旅立ちました。
Semih Lafihna : 私を残して北の地へ
旅立った親になんて、会いたくはないけれど
ここまで来たからには、行ってみるわ。
族長もあなたも、それを望んでいるようね。
Koh Lenbalalako : Komarch。
あなたには、1つ頼みたいことがあります。
Koh Lenbalalako : どうか、ゴールドピアスと
いう物を、手に入れてくださいませんか?
それは、とても良いものだと聞きます。
Koh Lenbalalako : それがあれば、
あなたには、もう少し詳しくお話しましょう。

ゴールドピアスなら持っている。
それならここに、とコゥへ手渡した。

Koh Lenbalalako : ありがとう、冒険者の方。
これがあれば、あの子の長く辛い旅が
少しは楽になるでしょう。
Koh Lenbalalako : では……。
20年前、本当は何があったか、
あなたにお教えしましょう。
Koh Lenbalalako : ……メリファト山地にて、
私たち一行がヤグードの捕虜となった時……
火の部族の長ネヴ・ベフラティ様だけが
実は辛うじて逃れていたのです。
Koh Lenbalalako : しかし、彼女の娘
シウ・ベフラティは囚われの身……。
Koh Lenbalalako : ネヴ・ベフラティ族長様は、
娘さんを助けるため、近くに陣を引いていた
ペリィ・ヴァシャイ様の部隊に駆け込んだ
のです……。
Koh Lenbalalako : それは彼女にとって、
再び牢に繋がれるのと同じ行動でした。
しかし、ネヴ・ベフラティ様は、それこそが
娘さんを助ける唯一の道だとわかっていました。
Koh Lenbalalako : ペリィ・ヴァシャイ様は、
ネヴ・ベフラティ族長様の話を聞くやいなや、
朝も待たず、自らの部隊を率いて、オズトロヤ城へ
急襲をかけるべく向かいました。
Koh Lenbalalako : ……「光の弓」の力は
それは凄まじいものでした。しかし、それでも
何人もの戦士が、次々と命を落とし……
Koh Lenbalalako : ……どうにかあの城から
脱出した時には、数えるほどになっていました。
Koh Lenbalalako : この戦いで、ウィンダス
族長ペリィ・ヴァシャイ様は光を失い、ネヴ・
ベフラティ族長様は、戦死を遂げたのです。
Koh Lenbalalako : そして、残されたのは
罪人の娘シウ・ベフラティと光の弓……。
皆をあざむくために、私たちは手を尽くしました。
Koh Lenbalalako : ……。
さぁ、そろそろセミラフィーナ様も
北の地で何かを掴んでいる頃でしょう。
Koh Lenbalalako : あなたも北の地へ向かい、
ズヴァール城の近くにある洞窟を目指してください。
Koh Lenbalalako : そして、もしもそこで、
誰かに会えたなら、私の手紙を渡してください。
だいじなもの:コゥからの手紙を手にいれた!
Koh Lenbalalako : あなたも北の地へ向かい、
ズヴァール城の近くにある洞窟を目指してください。
Koh Lenbalalako : そして、もしもそこで、
誰かに会えたなら、私の手紙を渡してください。
お願いします。

コゥに別れを告げ、テレポヴァズ。
ザルカバードに到着。すると…



Semih Lafihna : Komarch!
Semih Lafihna : 何故、ここに?
あなたまで来ることはないでしょう。
Semih Lafihna : ここは、恐ろしい地。
1人では、隠れて進むのがやっとの場所よ。
Semih Lafihna : 本来ならば、近づいては
ならないとされた、この呪われた地に
人がいるなんて信じられないけれど……。
Semih Lafihna : ただ、私はここで、
これを見つけたわ。この地のモンスターから
手に入れたの。
Semih Lafihna : 折れた矢だけれども、
このように怪しく光る矢は、ウィンダスでも
他の国でも見たことがないわ。
Semih Lafihna : これは、光の弓から
放たれた矢なのかもしれない……。
だとすれば、この地に光の弓も……。
Semih Lafihna : どちらにしても、
ズヴァール城の近くまでは行ってみるつもりよ。
あなたも気をつけてね、Komarch。

ズヴァール城近く、北壁の洞窟で何かの痕跡を発見する。

洞窟の奥からモンスターがあらわれた!

現れたのはKoenigstiger(黒虎)。
どうやらココはこのトラの住処だったらしい。。。
襲い来る虎を退け、今度は南の洞窟を調べてみる。



Semih Lafihna : Komarch、
その洞窟に気になることでも?
Semih Lafihna : こんなところに人がいるとは
思えないけれど、少し気になるわね。この中から
何かの気配がするような……。
Semih Lafihna : ……!


Semih Lafihna : 誰だ!?
Syu Befrathi : (……この矢、蒼穹の矢……。)
Syu Befrathi : (あなたは、
ペリィ・ヴァシャイ様の使い?)
Semih Lafihna : 私は、ウィンダス
守護戦士セミラフィーナ
Semih Lafihna : その声は、同族か!?
悪しき者でないならば、その姿を見せよ!
Syu Befrathi : ……。
セミラフィーナ……。
Semih Lafihna : ……!?
……あなたは、まさか……!?


Syu Befrathi : ええ。
火の部族ネヴ・ベフラティの娘。
シウ・ベフラティよ。
Semih Lafihna : 娘……!?
娘は、20年前に病で死んだのでは?
Syu Befrathi : ペリィ・ヴァシャイ様が
手を尽くし、私を逃がしてくれたのよ。この地まで
逃げ延びれば、罪狩りのミスラは追ってこれないと。
Syu Befrathi : さぁ、中に入って。
ここでの立ち話ほど危険なことはないわ……。


Syu Befrathi : ……そう、話はわかったわ。
では、まずは光の弓の話をしましょうか……。
Syu Befrathi : 「光の弓」は、その力で
名前こそ有名だけれど、元々は火の部族の
「族長の弓矢」ではないの。
Syu Befrathi : 30年前、この地を訪れた
火の部族の民、ヨー・ラブンタ(Yow Rabntah)が
持ち帰ったもの。……いえ、ヨー・ラブンタが
持ち帰ったのは、光の弓にはめられる大きな石。
Syu Befrathi : ヨー・ラブンタは、
その石で「光の弓」を作ったわ。その弓は、
族長の弓「炎の弓」よりも強力なものだった。
Syu Befrathi : けれど、光の弓が
もたらしたのは光ではなかった。
それは、皆の光を失わせる弓……。
Syu Befrathi : 族長である母は、その弓を
元の地へ戻すように主張した。恵みの約束を
交わしてもいない、呪われた大地の弓を使う
なんて、許されないことだから。
Syu Befrathi : けれども、その時には、
既に民の心は、2つに分かれていたわ。
Syu Befrathi : そんな時、恐ろしいことが
起こったの。ヨー・ラブンタの元へ、恐ろしい
魔物が現われた。彼女が持ち帰ったあの石に
呼ばれたかのように。
Syu Befrathi : その魔物に、彼女は殺され……。
族長である母は、この悲劇を止められなかった
罪を負ったわ。
Semih Lafihna : 30年前……。ヨー・ラブンタ……。
それは確か、この地へ派遣された調査団の1人ね?
Syu Befrathi : そう、そのヨー・ラブンタを
殺したのが「闇の王」なる魔物だとわかったのは、
母が牢に入ってから10年近くも経った後のことよ。
Syu Befrathi : それを知った母は、火の部族の
族長として、民の仇を討つために、牢から逃げて
この地を目指したわ。
Semih Lafihna : ……。
そしてその途中で、ヤグードに捕まったのか……。
Syu Befrathi : ……ええ。
でも、私がその意志を継いだの。
Syu Befrathi : ヨー・ラブンタが持ち帰った石
……「魔晶石」をこの地へ戻し、この呪われた
地を浄化するために。
Semih Lafihna : ……。
……あなた1人では、到底、無理な話だわ。


Syu Befrathi : ……そうね。けれども、
あなたもミスラならばわかるでしょう?
私たちは自然の一部。だからこそ、自然の
助けを求める声に応えなければならない。
Syu Befrathi : 私は、何百年も前に、
ミスラが見捨てられ、見捨てたこの地で
生きて死ぬ決心をしたの。
Semih Lafihna : ……。
Syu Befrathi : 私のことは心配しないで。
ここに20年も暮らしてきた身……。
Syu Befrathi : それよりも、あなたの事が
心配だった。私を逃がしたペリィ・ヴァシャイ様が
罪を問われたとき、あなたも罪に問われる……。
Syu Befrathi : けれども、本国から来た
罪狩りのミスラは、そこまでは暴かなかった
ようね?
Semih Lafihna : 私が……? 今、なんと?
Syu Befrathi : これを持っていって。
魔晶石を外した「光の弓」。罪狩りのミスラに
これを渡せば、おそらくすべて解決するでしょう。
Syu Befrathi : それと、この双子石のピアス。
それは、私が罪人の娘だとわからぬようにと、
ペリィ・ヴァシャイ様がくださったもの。
Syu Befrathi : あなたの本来の
【双子石のピアス】とあわしてみればわかるはず。
Semih Lafihna : ……これは!
Syu Befrathi : あなたとあなたの母親に、
私と私の母から、永久の感謝を。
さようなら、セミラフィーナ

そしてウィンダス森の区。



Shikaree M : ……「光の弓」は、確かに
受け取りました。この弓に呪われし力を与えていた
魔晶石も、もとあった地へと戻されたとのこと。
Shikaree M : 北の奥地まで出向き、
この弓を探し出してくださったセミラフィーナ
どのには、大きな感謝を表したいと思います。
Semih Lafihna : いいえ、その弓を
探し出したのは私ではない。そこの冒険者
Komarchの働きよ。
Shikaree M : そうでしたか。
今回は、あなたには色々と世話になりましたね。


Shikaree M : いえ、冒険者には
礼の言葉などは無意味でしたね。
さぁ、これをつかわせましょう。
Shikaree M : それはハンターソックス。
あなたの狩人としての腕前に敬服し、
それを与えます。
Shikaree M : それでは、ペリィ・ヴァシャイ
族長。次なる狩りのために、私はこの地を
後にしたいと思います。


Semih Lafihna : ……随分あっさりと
帰っていくものね……。
Perih Vashai : ……うむ、もしかしたら、
「光の弓」を砕くことが、あの罪狩りのミスラの
役目だったのかもしれぬな。
Semih Lafihna : 罪人を捕えることが
彼女の目的ではなかったと?
Perih Vashai : わからぬが、本国は罪人の娘より
も、「光の弓」の方に関心があったのは確かだ。
Semih Lafihna : ならば、魔晶石の力は、
それほどに恐ろしいものということね?
Perih Vashai : ……。
魔晶石は、クリスタルに似ている。
いや、それどころか魔晶石に秘められた力は、
クリスタルの力をしのいでさえいるかもしれない。
Perih Vashai : けれど、どちらも
自然に反するもの。しかも魔晶石の力は、
まがまがしく、呪われた力だ。だからこそ
我らには許すことのできぬ、悪しきものなのだ。
Perih Vashai : 火の部族の族長
ネヴ・ベフラティもそれを知っていた。
そして私も、あの当時の罪狩りのミスラも
あの弓を見て理解したよ。
Perih Vashai : あの石は、ミスラの血に
呼びかけてくる。他人へのねたみ、そねみ。
……悪しき心を呼び覚ます。
Perih Vashai : だが、それを打ち払う力を、
あの親子は持っていた。あの弓を使っても
心の光を失うことはなかったのだから。
Semih Lafihna : ……。今、わかったわ。
ペリィ・ヴァシャイ、あなたはあの弓をひいて
その光を失ったのね。
Perih Vashai : そうだ。
あたしはあの弓の力を見た。
だから、自ら目を閉じたのだ。
Perih Vashai : 何も見えぬ世界では、
何も欲しくない。何も怖くはないからね。
Semih Lafihna : ……。
あなたのことを尊敬するわ、ペリィ・ヴァシャイ。
私があなただったら、それができたかわからない。
Perih Vashai : しかし、そのために
おまえが歩むべき道をゆがめてしまったのだ。
あの娘を助けるために、私は我が子を死んだ
こととした……。
Semih Lafihna : ……。
Semih Lafihna : ……ペリィ・ヴァシャイ。
あなたを恨む気持ちはまったくないわ。
自然の声に従うことが、私たちの務め。
Semih Lafihna : あなたには、また、会いにくるわ。
それまで、お元気で。

【ハンターソックス】を手にいれた!



【おまけ】
そして後日。
シゥに宛てたコゥからの手紙を渡し忘れていた事を思い出し、
再びザルカバードの地へ……。



Syu Befrathi : (……?
まだ何か、私に用事が?)
Syu Befrathi : コゥ・レンバララコさんから
手紙を預かっていると!? ああ、なんて
懐かしい名前……
Syu Befrathi : ありがとう、冒険者
あなたには、これをあげるわ。
氷の矢を99本手にいれた!




狩人アーティファクト −完−